2章 HOUSE Zの背景

2.近頃の天然素材過信の危険性(総ヒノキ造り神話の崩壊)
しからば、揮発性有機化合物質の対象である合板、集成材、パーティクルボード、木質系フローリング、単板集層材、構造用パネル、MDF建材等を完全拒否した天然素材のみを使用した家を、いわゆる健康住宅であるとすることが正解なのだろうか。大いに疑問があります。実は、天然素材が化学物質過敏症の方に悪い結果をもたらした例があります。

そもそも、天然素材にはそれを生かす環境づくりがまず必要なのです。それが実現できない場合には、天然素材は結露に見舞われてかびの格好の温床となり、腐敗菌すら簡単に繁殖する事態になるのです。

天然資源で臭いもなく、化学系の成分が全く含まれていない天然素材の建材を探すのが困難なことです。天然の木材でも「αーピネン」「βーピネン」「リモネン」などのテンペン類というVOCが放散されることはよく知られております。  ホルムアルデヒドでさえ放散されているのです。

特に臭いのきついヒバやヒノキを床、壁、天井等全ての内装に使う事は危険です。どんなに濃度が高くても1ppm位が限度です。
天然素材100%といっても100%健康的であるとは言いきれないのです。  

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